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ドラマ『日曜の夜ぐらいは…』第1話〜第3話 感想 宝くじ撲滅運動?的な

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この記事はドラマ『日曜の夜ぐらいは…』第1話〜第3話ネタバレ含む感想記事です。

 

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第3話にして今期No.1と思えるくらいはまっているドラマです。

 

キャストの感想

 

まず役者さんがとても良い!


好きな役者さんばかりで嫌な人が1人も出ていないのが素晴らしいです。


主演はサチ役の清野菜名さん。


清野さんは、ドラマ『ウロボロス〜この愛こそ、正義。』の小夏先輩役を観たときの衝撃が忘れられなくて。


それからずっと好きです。


明るく喋るときの表情が何とも言えない可愛さで、まわりをパッと明るくさせてくれる魅力を持った女優さんですよね。


なかなかこの雰囲気を出せるのは他の俳優さんにはいないだろうし、唯一無二の武器だと思ってます。

 

日本にはまずいませんね。


中国の女優さんのチョウ・ドンユイさんも笑ったときの魅力が半端なくて、清野さんに雰囲気が似てる気がします。

 

 

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それと清野さんはスタントマンをやっていたくらいアクションも強いから、走るシーンとか軽やかで観ていて気持ちが良いんですよね。


車椅子押してあんなに軽やかに走れるって凄い!


ちょっとした立ち上がる動作とかも軽やかで、もう身体の土台から違うんだろうなとひしひし感じさせられます。


そして翔子役の岸井ゆきのさんは、安定の演技力なので観ていてとても頼もしいです。


はじめははっちゃけ具合がぶっ飛んでいて観ていて疲れるキャラクターかなぁと心配していたら、意外としんみりしているシーンもあったり。


ギャップにやられます。


可愛いです。


第3話でつまらないものばかり買ってしまったと嘆いてるシーンが面白くて、この役岸井さんで良かったなぁと思いました。


それから若葉役のめるること生見愛瑠さん。


めるるさんも演技が上手いですよね。


バラエティでよく見かけていたので、タレントさんかなぁと思っていたんですが。


ドラマでもお見かけするようになり。


『石子と羽男-そんなコトで訴えます?-』の第4話にゲスト出演されたときの演技があまりに素晴らしかったので驚かされました。


『風間公親-教場0-』の第4話のゲスト出演のときの印象もあってか、くたびれたような役が上手いと感じます。


思い詰めた表情がとても上手いです。


今回の若葉役は序盤、明るい感じだったので思い詰めた表情は封印かなぁと思っていたら。


ここにきて凄い展開が待ち受けてましたね。


絶望と怒りと諦めを閉じ込めた表情っていうんですかね。


このめるるさんの演技が痺れるんですよね。


まさかこのドラマでもそういう演技を観れるなんて。


嬉しいです。


他にもみね役の岡山天音さんも好きです。


岡山天音さんも岸井ゆきのさん同様、演技力に絶大の信頼を持っているので何の心配もせず観れています。


このみね役は本当に偶然なんでしょうけど、あちこちで出現するので人によっては鬱陶しいと思うかもしれないですが。


岡山天音さんが演じることで、そういった負のイメージはかき消されていると思います。


みね役も岡山天音さんで良かったなぁと。


この役、何気に難しいと思うんですよね。


シチュエーションがちょっと現実的には、不自然なところが多々ありますし。


そこを自然に演じて、違和感を与えないでもらえてます。


出演者全員が、この俳優さんが演じてくれてよかった〜という素晴らしい顔ぶれのドラマです。

 

ストーリーの感想


サチが幸せが怖いって思うのはわかる気がします。


何ていうか、幸せに慣れていないと幸せじゃないことがデフォルトなので。


幸せ=緊急事態みたいな。


ソワソワして心もついていけないんだと思います。


何よりサチには(和久井映見さん)を車椅子にさせてしまった負い目や罪悪感があるので。


そのことが幸せへのブレーキとなってしまっているんです。


いや、これまわりから見ればサチのせいじゃないでしょって思うけど。


本人は絶対、自分のせいだと思っちゃいますよ。


自分があのとき、弁当を忘れなければって。


これはしんどいですよね。


そしてちょっと母を鬱陶しいとも思ってる。


確かに仕事で疲れて帰ってきて、聞きたくもない話を延々と話し出されたら鬱陶しいかもしれない。


気が合うならいいけどね。


とはいえ第3話で母の膝に顔を預けるシーンもあったりで、そこまで悪い関係ではなさそうです。


パッと見、そんなにしんどそうにも見えないけどそこはしんどい部分を映してないからですよね。


見えないところでは、介護的なものもしなくちゃいけないだろうし若い女の子が一人で背負うのは相当しんどいものがあると思われます。


そして別れた(尾美としのりさん)が金の無心をしてくるという地獄。


若葉もかなりの修羅場があり、こちらも地獄で。


それと比べたら翔子は満たされないものの、まだ可愛いものに見えてしまうけど。


これからどうとだって幸せになれそうだし。


サチや若葉みたいに、寄生する人がいたらそれこそ悲惨。


家ごとどこか遠くへ引っ越すしかない。


サチ母や若葉祖母(宮本信子さん)も危ないのでみんな一緒に逃げるしかない。


どこまでも追ってくるかもしれないけど。


第3話で当選金が振り込まれるまでの…7日間だったかな?


グループラインのやりとりと一緒に、日常のシビアな様子が流れたのがとても良かった。


理不尽なことで文句言われていたり。


現実は厳しいんだけど、そこから這い上がれそうな期待とかがあったら頑張れるのかもしれないね。


この辺の岸井ゆきのさんの演技とか凄く良かったんですよね。


タクシーのお客さんに文句言われているシーンの表情とか。


あと若葉祖母が運転中、急ブレーキ踏まされて、

「下手くそ!」と怒ってるシーンとか。


ちょっとこの演技格好良すぎてツボにはまってしまった。


宮本信子さんの演技も凄く良いんですよね。


心の拠り所になるものが幸せになるとは限らないのか。


宝くじに当たってこれから幸せに〜ってときの現実がこれだから。


当選したことを言ってなくても嗅ぎつけてきたり、寄生するやつの嗅覚が強すぎる。


宝くじ撲滅運動?的なドラマなのかな。


なんて思ったり。


宝くじに当選すると不幸になるとかよく聞くけど。


現実もそうなのかもしれない。


とはいえ当選したからこそ、3人再会に繋がったわけなので。


この出会いが良い方向に繋がることを願いたいですね。


どうか3人には幸せになってほしいです。