NHKにて毎週月～木曜22時45分～放送中のドラマ『つまらない住宅地のすべての家』の感想記事です。
感想を書く上でネタバレが入る事があります。
第12話までの感想 イノッチの演技が面白い
10月28日現在、放送は第12話(第3週)まで進んでいます。
番組公式サイトには全6週とありましたので、ちょうど折り返し地点ですね。
このドラマ、深く考えずに観始めましたが回を追う毎に面白くなっています。
何と言ってもイノッチこと井ノ原快彦さんの演技が面白いです。
演技というよりキャラですかね。
イノッチ演じる丸川明は結構わちゃわちゃしたタイプの人物といいますか、思い立ったら即実行なタイプで周りを巻き込んだり騒がしい人物でありますね。
こう書いてみるとはた迷惑な人物にしか思えませんが、ドラマの登場人物として観ると味があって面白いんですよね。
何だか『となりのチカラ』のチカラくんみたいだなと思います。
余計な事に首突っ込まずにはいられない性格がそっくりです。
そんなんだから、出ていった奥さんにもあなたと居ると息が詰まる的な事を言われてしまったり。
子どもを置いて出ていくのですから、相当なものですよね。
どれだけ嫌だったんだろうって思います。
息子の亮太に母親と会ってどうだったか問い詰められた時も、ごにょごにょ聞き取れません。
その時に放った亮太の渾身の
｢えっ？｣
には一番笑わせてもらいました。
本当に視聴者も亮太と同じく｢えっ？｣でしたよ。
亮太役は岸蒼太さん。
ジャニーズJr.の方なんですね。
子役出身かな？と思う程、演技がいいですね。
役柄上、明よりしっかりしていて亮太の方が父親に見える事さえあります。
亮太が明に突っ込むのが面白すぎますね。
そんな感じで丸川家がトラブルに見舞われながらもキャラ的な面では楽しくてほっこり観れるドラマになっています。
他の家の住人も気になる
このドラマはいくつかの家の住人が出てきますが、何気に気になる住人ばかりなのです。
まず夏川結衣さん演じる山崎さん。
私、夏川結衣さん好きなのでとても嬉しいのですがこのドラマの山崎さんはとってもいい人なんですよね。
こんな人が近所に、同僚にいたらいいだろうなと思える素晴らしいキャラなんです。
特に矢島家の子どもたちに親切にしてあげているのがいいですよね。
現実にもこんな人がいたら救われる子どももいるのではないかとさえ思います。
どうか秋田に引っ越さないで欲しいです。
それから三橋家も非常に気になります。
はじめの頃は息子が出てこなかったので、動物かな？なんて思っていたのですがしっかり人間でした。
これから両親がしようとしている事は分かっているのですが、、何とも言えません。
これは社会的な問題でもあると思うんですよね。
こういう事件とかありましたから。
医師も頼りないといいますか、もっとしかるべき相談所はないのか。
きっと何か別の方法があると思うのですが。
これ、明に相談したらどうなるんでしょう。
みんなで見守ろうとか言い出すのかなぁ？と思うと簡単には相談出来る事ではなさそうです。
でもまあ息子経由で話が伝わるかどうかってところですよね。
それから稲葉友さん演じる大柳さんも気になるんですよね。
何かを成し遂げなければいけないと思っていて、それが何なのか？
矢島家の子ども絡みのように見えるのですが。
悲しい事はして欲しくないです。
中田喜子さん演じる笠原さんがもっともっと絡んで思いとどまる方向にいけばいいですね。
中田喜子さんもいつまでも綺麗で本当凄いですよね。
憧れます。
出てくる料理もいつも美味しそうなんですよね。
笠原さんも凄く親切ないい人でいい街だなと思うのです。
日置昭子はどうなる？
このドラマの一番の見どころは菜葉菜さん演じる日置昭子がどうなるかですよね。
長谷川建設との関係はだいぶ見えてきましたが。
目的は何なのかが気になります。
どうでもいいのですが、学生時代の再現シーンを菜葉菜さん本人が演じるのですね。
ちょっとびっくりしました。
菜葉菜さんは年齢非公開なのでおいくつの方か分かりませんが。
こんな感じで色々突っ込みどころもある楽しいドラマです。
ちなみにこのドラマは原作があります。
作者は津村記久子さんです。
読まれていた方は今後の展開も知っていると思うのでそう考えるとわくわくしますね。
ドラマの方はあと残り3週もあるので、引き続き楽しみたいと思います。
次回第13話は10月31日(月)22時45分～放送です。
