自己愛性パーソナリティ障害のターゲットにされていた過去があると相手から逃れられても前向きになれない場合もあるかと思います。
- 「何もかも忘れて今度こそ幸せになる」と再婚する人
- すっかり自信をなくしてもう二度と結婚はごめんだという人
- 今を楽しむ人
と、それぞれだと思いますが私は「もう二度と結婚はごめんだ」という結論に至りました。
この記事では、その理由をまとめてみたいと思います。
頭を下げ続ける日々
元夫と婚姻関係にあった時に私は人に何度も頭を下げる経験をしました。
元夫がトラブルを起こし続けるからです。
元夫の尻拭いをしているような結婚生活でした。
元夫は自分のした事に対して責任を持たず、悪い事をしたという自覚もなくその後処理や対応などは私がやりました。
迷惑をかけた相手がすぐ傍にいて元夫も擦れ違ったというのに「迷惑をかけて申し訳ないです」などの一言さえかける事が出来ません。
自分がした事なのに驚く程他人事なのです。
自分がやるべき事ではないと当たり前のように思っているからそういった態度になるようです。
ある時は他人に注意された事を何度も繰り返しまたやるという事もありました。
その度にこちらはヒヤヒヤさせられます。
いくら婚姻関係にあるからと言っても、さすがに何度も続くとしんどくなります。
まるで問題を起こした子どもの親が学校に呼び出されて謝りに行くケースみたいだなと思いました。
子ども相手なら分かります。
育てた責任もあると思うので。
でも何で大の大人の尻拭いをこんなにさせられているんだろう。
このどこまでもついてまわる連帯責任みたいなものに追いかけられているような日々でした。
自分の責任でもないのに、配偶者の代わりに頭を下げる事はもうしたくないと思いました。
さすがにこういった夫婦もレアケースだと思うので大体の家庭はそんな事ないとは思いますが、私の結婚生活ではそれが大きく占められていたのでどうしてもそのようなネガティブなイメージがついてしまっています。
その事が再婚をしたくないと思う大きな理由です。
見分けられるか
自己愛性パーソナリティ障害のターゲットに一度なると、自己愛性パーソナリティ障害の特徴など分かるようになるので、出会う前よりは見抜く力はついたと思います。
ですが、中には自己愛性パーソナリティ障害からせっかく逃れられてもまた自己愛性パーソナリティ障害のターゲットになってしまったケースもあるようです。
それを知ると愕然とします。
そこにはやはりなかなか自己愛性パーソナリティ障害が自分の本性を出さないパターンもあるからだと思われます。
交際期間は何事もなく結婚してから初めて自己愛性パーソナリティ障害の特徴を出してくる場合もあるようなので、それをされたらまたターゲットにされてしまう事になります。
私も完全に元夫と同じコピーがいたら見抜く自信はありますが、そういったあとから出してくるタイプを見抜けるかと言ったら自信がありません。
自信がないものにわざわざ挑戦する必要もないので、せっかく自由になれたのだからまた誰かのターゲットにされるくらいなら再婚なんてしたくないというのがもう一つの理由になります。
もしいい人に出会えたとしても、この人は大丈夫かな?いつか豹変しないかな?と怯えて生活するのもまた振り出しに戻る気がしてなりません。
またあのサイクルをこなすというのはかなりの気力、体力が要ります。
もうそんな気力も体力も残っていないのです。
残りの人生を無事に過ごせるかどうか。
誰だって無事に過ごしたいに決まっています。
リスクのある事にもう飛び込みたくないのです。
自己愛性パーソナリティ障害のターゲットになった事で、人は信じるものから疑うものに変わってしまいました。
もちろん再婚して幸せになっている人もいると思います。
ターゲットから抜け出せた人、これから抜け出そうとしている人にも全員幸せになって欲しいと思っています。
ですが自分の事になるといいイメージが上手く描けません。
このネガティブなイメージがなくならない限り、見分ける自信がつかない限り私が再婚に挑戦する事はないでしょう。
さいごに
このように自己愛性パーソナリティ障害のターゲットに一度でもされてしまうと、そのあとの人生にも大きな影響を残します。
なのでせめて早い段階から特徴を出してくるタイプには飲み込まれないようにアンテナを張っておく事が大切です。