相手の違和感は比較的早めに気付く
自己愛性パーソナリティ障害を抱えた相手と付き合い始めて、相手の異常さに比較的早い段階で気付く事が多いかと思われます。
中にはすぐには本性を表さずにはじめは良い人ぶっている場合もありますが、大抵は異質すぎて隠し通せなかったりします。
「何かおかしい」と気付いたり「この人無理」と思っても時既に遅しな状態になっている場合が多いのが、自己愛性パーソナリティ障害を抱えた相手との恋愛です。
普通の恋愛より別れるのが難しい
精神的に相手の事が受け付けなくなって、別れを切り出そうとしても相手はなかなか別れてくれないケースが見られます。
度を超えると脅してきたり、何としてでも別れない方向に持っていこうとします。
普通なら嫌われてまで無理矢理交際を続けても相手の気持ちが離れているのが分かれば一緒にいても心苦しくなるかと思うのですが、彼らは相手の気持ちなどおかまいなしなので相手が苦しんでいようがどうでも良いのです。だから嫌々付き合ってもらっても罪悪感など抱きません。むしろ「付き合ってもらって当然だ」みたいな考え方なのです。
どうしても別れたい場合は
別れたくても別れられない。これ程辛い事もないのですが、自己愛性パーソナリティ障害を抱えた相手と付き合ってしまったらこれが現実なのです。
それでもどうしても別れたい場合は、遠くへ逃げる事です。街でばったり会ったり、追われないくらいの距離にです。その際、仕事も変えたりしなければならないので本当に大がかりなのですが、今すぐ別れたいのであればそのくらいしないと彼らから逃れられる方法はありません。
時が来るのを待つ
私は脅されていたし、家も知られていたので別れるのを諦めて結婚までしてしまいましたが諦め半分の絶望の中でも、「いつか別れられる日が来る」そう思って耐えてきました。
何か別れられそうな原因を見つけては相手にふっかけてみたりとか、今考えるとギリギリのラインの選択をしていたと思います。
別れられるチャンスを逃がさない
結婚している場合になりますが、相手が離婚事由になるような事をしたら相手が別れたくなくても裁判離婚に持っていって法的には別れられる場合もあります。
その隙を狙って別れられるようにアンテナを張っておくのも手だと思います。
ただ何年かかるか分からないので、先の長い戦いにもなります。
立派な社会問題
このように自己愛性パーソナリティ障害を抱えた相手と別れる方法は非常に限定的で苦労が伴います。
何故、被害者側がこんな思いをしなければいけないのか。この問題にも何か法的なものが加われば救われる人も多いのではないでしょうか。当事者にとっては社会問題化されてもおかしくないテーマだと強く思います。