自己愛性パーソナリティ障害を抱えている人物から離れる事が出来てもトラウマ問題がついてくる事があります。
ターゲットにされていた期間が長かったり、内容が酷かったりする程トラウマに苦しむ事にもなります。
この記事ではどんなトラウマを抱えてしまうのかについてまとめてみました。
外に出るのが怖くなる
何とか別れられてもあまり遠くに引っ越していない場合、外に出るのが怖くなります。
どこどこに行きたいけれど、相手にばったり会ってしまうのではないかと不安になるからです。
私も似ている人を見かけたらハッとなっていたし、実際に本人を見かけた事がありました。
その時は相手が気付く前に逃げる事が出来ましたが。
一目散に逃げました。
もう外に出るのは危険だと感じました。
それでも生活がありますから外に出ないわけにはいかないので、難しい問題です。
いつもそわそわして周囲に怯える生活になってしまいます。
こういった事があるので、どのみち遠くへ引っ越した方が安全なのですね。
引っ越しが解決の鍵
出来るだけ遠くに引っ越すのが良いですが、遠くに逃げられない場合はせめて生活圏がかぶらないくらいには移動出来るように引っ越します。
その時、もしまた見つかった場合いつでも引っ越し出来るように賃貸物件を選ぶのが無難です。
イメチェンをする
遠くに引っ越せなかった場合。街でばったり相手に会ってしまっても気付かれないために。
自分の事を認識されないようにイメチェンするのが良いでしょう。
- ロングヘアーだったらショートヘアーに。
- 黒髪だったら職場が許されるなら髪を染める。
- 眼鏡をしていたらコンタクトに変えてみる。
とことんまでこだわってみてください。
それが自分を守る術になります。
相手はまだモノと考えている?
自己愛性パーソナリティ障害は一度ターゲットにした者への境界線が非常に曖昧です。
自分のモノだったのだから、別れたあともその感覚でいたりします。
別れたあとも苦労がついてくるのはそのためでもあります。
復縁を迫るメールや着信が来る事もあるでしょう。
遠くに逃げられない場合は、全ての連絡手段を拒否するのは危険なので、LINEかメールが連絡手段だとしたら片方は拒否しても良いけれどどちらかは連絡を受け取れるようにしておくなどどれか一つでも連絡手段を残しておく事が大切です。
いきなり連絡手段の全てを拒否されると相手が逆上する事もあるからです。
海外や離島など絶対に見つからなさそうな場所に引っ越せた場合はその限りではありません。
一般的に考えて海外や離島にまで逃げられたら居場所を突き止めるのが難しいし追いかけてくる可能性も低いとみられます。
迷惑メールにも怯えるようになる
どれかの連絡手段を残しておくと連絡が定期的に入るようになりますが、リスクを避けるためには相手から連絡が来なくなるのを待つしかありません。
相手から定期的にメールを受け取っていると、迷惑メールが来るのが怖くなります。
最近の迷惑メールって、変なものが多い。
知り合いを装って「何で返事しないの?」みたいなメールが多いんですよね。
これにはもうドキッとしてしまうのです。
相手から来たのかと勘違いしてしまうから。
私はこれが嫌でキャリアメールのない携帯会社に移動する事を検討しています。
不審者情報が入る怖さ
それから賃貸物件に住んでいると、不審者情報がチラシで入ったりしますよね。
その内容によっては、ドキッとさせられる事もあります。
最近も住んでいる物件に嫌がらせ目的だろうと思われる行為をされている内容の注意喚起のチラシが入りましたから、見た途端「え…」と時間が止まってしまう事がありました。
でも私はその迷惑行為をされていないので対象ではない事に気付き、我に返ります。
私が目的だったら私の部屋が狙われていますからね。
そのような余計な心配を何度か経験しています。
相手に知られているSNSは全部やめる事
SNSは一般的にキラキラした面しか載せないものなので例え現実が充実していなくても反感を買うものです。
相手が見て「あんただけ幸せになりやがって」などと嫉妬や憎しみ、恨みに繋がる可能性もあるのでスパッとSNS自体をやめる事です。
どうしても必要な場合は連絡先が同期されないように、新しいメールアドレスを用意して新しいアカウントで身バレしないように個人情報の取り扱いに厳重の注意を払ってやりましょう。
本名を出すとか自撮りのプロフィール写真を載せるのはもっての他です。
SNSで本名+顔出ししている方を見ると、幸せな人生を送っているんだなと私は別世界を見ているような気持ちになります。
このような世界もあるんだなと。
一度でもターゲットにされた場合は決してそちら側の世界にはいけないのですから。
相手がターゲットに対して執着しなくなる時
相手に新しいパートナーが出来るとそちらに夢中になるので、元々のターゲットに執着をしなくなります。
でも新しいパートナーを上手くコントロール出来なかったり、別れた時にはまた連絡が来たりします。
ですが別れたにしろワンクッション間があるので、そこまで執着される可能性は以前に比べると低くなります。
新しいパートナーと上手くいかなくなった時や別れた時は、元々のターゲットや少しでも繋がりのある人に手当たり次第連絡している場合もあるので、脅迫的なメールなどではない限り深刻さは低くなります。
自己愛性パーソナリティ障害は一人でいられない性質なので、一刻も早くそれを解消しようと数打てば当たる考えで連絡先から無作為にメールを送っている場合もあるので本気に捉えなくても危険性はそんなに高くはないでしょう。
とにかく相手はターゲットを失うと一人でいる事が耐えられないのです。
SNSなどでも手当たり次第、絡んだりどうにかして新たなターゲットを見つけようとします。
そこまで来ると相手にとってターゲットはあなたでなくてはいけない理由などなくなるので、その辺りが初めて安心する事の出来るラインかなと思います。
更に連絡が来なくなって数年、数十年と経てば執着はなくなったも同然なので怯えずに暮らしても良いラインになるでしょう。
心の回復につとめる
ターゲットにされていた期間も含めてずっと怯えて過ごすのは、心身ともにダメージが大きいので心の回復につとめる事が大切です。
あなたの時間はあなたのために使って良いし、あなたが好きな事を思う存分しても良いのです。もう誰かに合わせる事はしなくて良いのですから。
自分が喜ぶ事をして、少しずつ傷を癒していきます。
新しい出会いを無理に求めない
受けた傷を癒そうとか今度こそ幸せになるとか失った時間を取り戻そうなどと意気込んで無理に新たな出会いを探さなくても良いのです。
一人の時間をかみしめてじっくり味わってからでも遅くはありません。あなたは誰にも傷付けられなくて良い存在だという事。身を持ってその事を知って欲しいと思います。もう二度と誰かのターゲットにならないために。
さいごに
自己愛性パーソナリティ障害のターゲットになってしまった場合、このように多くのトラウマを抱えてしまう事になります。
トラウマが癒えるまでにも時間がかかりますが、決して焦らず傷はいつか癒えると信じて前を向いていきたいですね。