NHKにて放送されたドラマ『ケの日のケケケ』を視聴。
ネタバレが入ることがありますので、ご注意ください。
キャストの感想
片瀬あまね役の當真あみさん。
めちゃめちゃよかったです。
まず、何と言っても可愛いが先に来るんですが。
イヤーマフとか丸い形のサングラスをかけた姿とか似合いすぎて、何をしても本当に可愛い。
そして、演技もとてもよくて。
頑張り屋さんでとてもとても応援したくなるキャラクターなのですが、當真あみさんが演じることにより、更に応援したくなる。
そして進藤琥太郎役に奥平大兼さん。
この2人がメインだなんて、わくわくしかないですよね。
日本の若手俳優さんの中で、群を抜いてセンスある2人なんじゃないかと思ってます。
2人のシーン、めちゃめちゃ自然に溶け込まれた感がよいですし、當真あみさんの隣は奥平大兼さんがしっくりくると言ってもいいくらい演技の相性もよいと思いました。
いつもあまねの傍にいて、存在自体が励みになる。
その大きな存在感を醸し出すのが自然でさすがでした。
生徒会長佐野一輝役に望月歩さんも出ていて、なかなか豪華でしたね。
こんな親身になってくれる生徒会長は頼もしすぎます。
座ってるあまねの目線に合わせてくれたシーンに、優しさが詰まってました。
ケケケ同好会の顧問になってくれた図書教諭和泉斧助役に、岡山天音さんも出ていて本当に豪華でした。
この先生もめちゃめちゃよい人だった〜。
優しく穏やかに見守ってくれる岡山天音さん、いいですね。
安心します。
ストーリーの感想
感覚過敏当事者のしんどさがリアルにひしひしと伝わってくるドラマでした。
こういったまわりからは見えない症状って、理解を得がたく苦労しますよね。
そんな中であまねはめちゃめちゃ頑張ってました。
唯一の理解者であってほしい母(尾野真千子さん)が一番あまねを苦しめていたような…。
朝ご飯をあまねが用意してるのも、母のガサツな音が気になるからそれなら自分で用意しちゃった方がよくてやってるんだと思うんですが。
母はあまねの本心に気づいてなさそうなんですよね〜。
母を名前呼びもよく言えば友達親子みたいでいいかもしれないけど、全然母親らしいところがなかったので。
新しい彼氏龍(板橋駿谷さん)とあまねが2人っきりでご飯食べてるシーンもあったし。
もうやめてあげてよ…と思いましたね。
ただでさえ、世の中いろんな事件あるので。
きっと松木さん(中井友望さん)とのやりとりが支えになってくれたのだろうけど。
松木さんも、今問題になってるヤングケアラーだし…。
松木さんも頑張ってるからと奮い立たせたのだと思うけど、いつ折れてしまってもおかしくなかったと思う。
親には恵まれなかったけど、仲間には恵まれたってことかな?
担任(山田キヌヲさん)も大概酷かったけど…。
高校でも部活強制ってあるのですね。
中学でも部活強制やめてほしいと思ってましたが。
松木さんなんて、母の介護で学校に来れない状態なのにそれでも部活入れって、本当に生徒の心配はしないの?という話で。
でもあまねが立ち上がって校則変えられたなら、それで救われる人も少なからずいるだろうし、そこはよかったと思う。
無理してまで部活やっても、それで病んじゃったりしたら意味ないもんね。
一応、表向きは家族の問題もあまねが努力する形で解決したようにも見えるけど、これからもきっとあまねに試練はつきもので…。
でも仲間…特に進藤がいれば大丈夫かなと思える展開だったので、そこはよかったと思います。
あのおにぎりを食べてくれた進藤の優しさには、ジーンときちゃいました。