アマプラにて韓国映画『二つの光』を視聴しました。
感想を書くにあたって、ネタバレが入ることがありますのでご注意ください。
キャストの感想
まずはスヨン役のハン・ジミンさん。
とても清楚な感じで可愛らしかったです。
可愛いだけではなく、高い演技力に驚かされました。
本当に視覚障害のある方が演じているのかと思ったほどです。
視線の向きとかこれは演技ではできない領域だよねと思ったくらいなので。
演技では無理でしょうと思うことでもやってのける韓国の女優さん、俳優さんって本当に凄い…!
いつも感心させられている気がします。
次にインス役のパク・ヒョンシクさん。
まわりにイケメン、イケメンと言われる役柄でしたが、本当にイケメンそのものでした。
綺麗な顔立ちで、スヨンがパソコンでインスの写真を拡大しているときにあれだけアップになってもため息の出る美しさにハッとさせられます。
繊細な演技もとてもよかったです。
特にラストシーンの照れてる表情にキュンとしました。
ピアノの演奏も素敵でしたね。
ストーリーの感想
約30分という短編映画でしたが、とても尊い世界がこの短い時間に凝縮されていました。
ボランティアの方の力を借りて写真を撮る光景がとてもよかったです。
特に海の2人のシーンがとてもいいですね。
スヨンのアイデアが素晴らしいこと。
感性が豊かなんでしょうね。
インスにとってスヨンは呑気にも見えたのだろうけど、スヨンだって能天気に生きているわけではありません。
通りすがりのおばさんに同情されたこと。
あんな風な出来事はこれまできっとたくさん経験されているわけで。
それでもめげずに顔を上げて生きていく姿に胸を打たれたし、だからこそインスといい感じになってほっこり微笑ましかったです。
絶望の中にいたインスに咄嗟に渡したスヨンのライトが、足元だけではなく心も照らして前を向かせてくれたんだなぁと思います。
とてもあたたかく心に残るストーリーでした。
劇中に出てきた、眼鏡よりもっとよく見えるゴーグル的なやつ。
あれは実際にあるのだろうか?
あれが眼鏡のように使えれば、凄くいいですよね。
みんなあのゴーグルで笑顔になっていたので、これが日常になったらいいなぁと思えたシーンでした。
エンディングに流れた曲もストーリーに合っていてとてもよかったです。
素敵な余韻を残してくれました。