アマプラにて視聴。
ネタバレが入ることがありますので、ご注意ください。
キャストの感想
リュ代表役のユン・ゲサンさん。
ドラマ『誘拐の日』の癒されおじさんとは印象が全く違ったので、こんな格好良い方だったんだ…とびっくり!
あのリュックを背負った姿からは全く想像できません。
あの走り方も演技だったとは…!
本当に同一人物!?
リュ代表は、はじめ怖そうな感じなのだけど、初対面のスンヒ(パク・イェナさん)相手に頬が緩んでるシーンを見て、悪くない人なんだな〜と。
終盤、涙のシーンもあり、何度ももらい泣きさせられました涙
キム・パンス役のユ・ヘジンさん。
先日視聴した映画『LUCK-KEY/ラッキー』で癒やされ、ユ・ヘジンさん祭りをしたくなりこちらも視聴。
この役もめちゃめちゃ好き…泣
はじめは盗みとか前科持ちとか大丈夫?って思ったのですが、人情味溢れる人柄にあっという間に惚れ込んでいきました。
威勢が良くて、熱いところが格好良い…!
こういうアッパ本当に素敵…涙
覚えた朝鮮語で、街の看板を楽しげに読み上げるシーンが好きすぎる。
終盤は、ユン・ゲサンさんに泣かされ、ユ・ヘジンさんにも更に泣かされ…涙涙の展開でした涙
ますますユ・ヘジンさんの魅力にはまったかも。
ストーリーの感想
“泣ける映画”にあげられているのを見たのですが、泣けるどころか号泣ものでしたよ…涙
こんなに泣かされるとは思っていなかったので、ハンドタオル用意しておけばよかった…。
一度は子どもたちのために学会を離れたパンスが、再び学会の門を叩くシーンあたりから、もうやばいですね泣
雨漏りするほどの雨の中、屋根修理するパンスを見て、やっぱりこの男只者ではないんだよと。
“私、キム・スンヒのままがいい”と言ったスンヒの言葉もパンスの背中を押したのかも。
劇中で日本のやってることは、終始“どうして?”と思うことばかり。
日本が統治してるからと言って、何で言葉まで規制されなくちゃいけない?って強く思ったし、ましてや自分たちの言語を残そうとしてる人たちを制圧するなんてどうしてそこまでするの?と疑問しかなく。
史実を基にしたフィクション作品だそうですが、映画を観終わったあとに、基になった朝鮮語学会事件を調べてみて、何て酷い!と憤りしかなく。
本当に何でそんなことができるの?としか言いようがなく。
学校に通ったことがなかったパンスが懸命に覚えた朝鮮語で子どもたちに宛てた手紙。
母国語を誇りに思う気持ちが強く伝わってきて…涙
パンスはきっとフィクションのキャラクターなのだろうけど、キム・パンスの名前を私は一生忘れないでしょう。
それだけパンスの生き様が強く心に響きました。
パンスやリュ代表などみんなの努力が無駄にならなくて本当によかったし、独立後、母国語を取り戻せたのもよかった。
お隣の国で起こったこと(しかも日本が当事者)なのにまだまだ知らないことばかりで、いつも映画を通して教えてもらっています。
映画やドラマをきっかけに好きになった俳優さんができると、つい親日かどうか調べちゃうのですが。
たとえ親日じゃなくても、こういった事件が1940年代というそう遠くない過去に起きたのを知ると、たとえ親日じゃなくても仕方ない、いや当然だと思うようになりました。
そんな中でも親日だと公言してくださる俳優さんもおり、本当に頭が上がりません。
『韓国映画から見る、激動の韓国近現代史 歴史のダイナミズム、その光と影』という本が出版され、映画を観て自力で調べるだけではわからなかった裏側などもわかりそうで、読んでみたいなと思っています。