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韓国ドラマ『ムーブ・トゥ・ヘブン:私は遺品整理士です』(2021)全10話 ネタバレあり感想

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Netflixオリジナルシリーズ。

この記事ではストーリーの結末を含むネタバレに触れています。気になる方は視聴後に読まれるのをおすすめします。

 

『ムーブ・トゥ・ヘブン:私は遺品整理士です』

放送年:2021年

話数:10話(1話約50分)

ジャンル:ヒューマン

個人的満足度:★★★★★5

 

予告編

youtu.be

一言あらすじ

遺品整理士のグルは、疎遠だった叔父サングとともに仕事をすることになる。

キャスト

イ・ジェフンさん:チョ・サング 叔父

タン・ジュンサンさん:ハン・グル 遺品整理士

ホン・スンヒさん:ユン・ナム 隣人

チ・ジニさん:ハン・ジョンウ グル父

 

ネタバレあり感想

感動…😭泣いた…特に最終話泣きっぱなし。

グルのご両親がかなりの人格者すぎて…どうしてこんないい人たちほど早くに亡くなられてしまわれるのでしょうか🥺

遺品整理士としての仕事は1話完結でしたので、特に印象に残ってるストーリーを厳選して2つあげていきます。

まず、第5話。救急センターの医師チェリストのストーリー。個人的に医師役のクォン・スヒョンさんが好きっていうのもあるのですが、同性愛って反対されることが多いから切なくてそれがまた美しくて、かなしくもあり…いろんな感情が交錯しました。

このクォン・スヒョンさん、髪型がオシャレでかっこよかったなぁ。演技もとてもよかった!!

でもなかなか無念なお亡くなり方で…本当にこれから…ってときだったのに。

両親に反対されるって、歳の差かなぁと観ていたら、誰も当てはまらなく、グルがトイレに行ったあたりで、もしかして…と。もう同性愛しか残ってないですもんね。

ご両親からしたらショックかもしれないけど…認めてあげてほしかった…🥺

次に、第9話。養子のお話ですね。ニューヨークに養子に出されたマシュー・グリーン。これ本当にひどい話で、捨てた親もひどければ、養子にもらって放置した養父母もひどいし、ひどい…て何度も心を傷めながら観てました。

ごめん、愛してる』のムヒョクもそうでしたよね。

現実にもこんなつらい思いした子たちがたくさんいたと思うと…🥺

そんな中で、唯一カン・ウンジョンアナウンサーと過去の繋がりがあったのに…

こういうのなんとかならないのかな?赤ちゃんのときにあんなに想われて、愛してくれる人がほんの短い期間でもいたのに…養子に出されたあとでも交流とかあれば、また違ったのにね。

実母かと思っていたのも勘違いだったのに…

“こんな自分だから”“失望されたら”って名乗り出れなかったくらいに、相手のこと考えられる人だったのに。

そして彼がどれだけ自尊心を折られ続けた人生だったかがわかる。

なんか運命の歯車みたいな、そういうのがひたすらうまくいってなくて、やるせない。

カン・ソンミンとして生きられたら、彼の人生もまた違ったのかな。

ここでグルの話に繋がるのが何一つ無駄がなくて、うまいですよね。

グル自身が養子だったことを知っていたのは驚いたものの、このご両親ですもんね、納得。

グルのことすごく信頼してるんですよね、二人とも。

まさか貯留槽に捨てられていたとか斜め上すぎて、まじ涙止まらなかった。

ひどすぎるよ。

グルの命はなかったかもしれないし、マシューと同じく海外に養子に出されるルートだった。

そこまで知っていたんだね。

グルのご両親は早くに亡くなられてしまったけど、一人の人間を救った偉大なる人たち。

こういうのが本当の社会貢献っていうんじゃないかな?と思った。

障害があっても対等に一人の人間として接する。

ご両親の残した言葉、愛情深くてとても素敵だった。

特に父親は、グルが一人になったあとのことも考えて立ち直る言葉をたくさん投げかけていた。

遺品整理士の仕事をはじめたのも、グルが一人になっても生きていけるようにと考えたからだろう。

そして叔父さんがまたいい味出していて、私大好きでした笑

初登場シーンから危なげな雰囲気プンプンなんですけど、これ最後にはいい相棒になってるやつと直感。

家の権利書のくだりはハラハラだったけど、ちゃんと手元に戻って安心!

あの現場からちゃんと持ち帰っていたのね笑

なんか気遣ったり遠慮したりする人より、サングみたいな人の方が安心なんだよね。

口は悪いけど、裏表はないっていうか。ストレートでくるから。

パニクるグルに、「故人と話すことはできるってある人が言ってたよ」と教えて、父の遺品整理をさせるのすごすぎる。

サング自身も迎えにこなかった兄のことずっと恨んでたけど、事情があったとわかってからはね。

確かにあの兄なら、事情があったはず…とわかりそうなものだけど、子どもにとっては難しいよね。

ここにも兄弟の失われた時間が…かなしいなぁ。

あの事故がなければ一緒に暮らせていたのかなと思うと。

この事故って、実際にソウルで起きた事故なんだそうです。三豊百貨店崩落事故。デパートが崩れるなんて思いもしないですよね。

弟分のスチョルとのストーリーもなかなか罪悪感消えないやつで…つらいよなぁ。

でも橋の上で助けたことでスチョルの人生を救ったのは間違いないんだけどね。

このドラマを観ようと思ったきっかけって、自分が片付けできなさすぎて、危機感でも抱けたらなぁ…というなんとも不純な動機だったのだけど…

こんなに壮大なストーリーが詰まってるとは思わなかったです。

観て本当によかった!!

ラストは、続編ある可能性を示しているのか…はたまた今後も遺品整理の仕事をする日常を送るって印象付けなのか、あの蝶々は父なのか?父が依頼者を呼んできたってこと?それにしては本人の依頼の予告だったり、ちょっと不吉な…いろんな解釈ができますね。

個人的にはすごくよかったので、続編やってほしいです!!