ネタバレが入りますので、未視聴の方はご注意ください。
難聴をテーマにしたドラマかと思っていたら、まさかのBL!?の方向にいってしまったのでびっくりした笑
ほぼ手をつけていないジャンルだったので。
でもソフトなBL?というか、ベースは難聴に重きをおいたものだったので抵抗も何も問題はなかった。
それどころか、キュンキュンしてしまったところさえある笑
難聴を取り扱ったドラマは近年だと、『silent』を思い出しますが、『silent』は同じところをぐるぐるまわっていた気がする。
その点、『ひだまりが聴こえる』は、苦しみながらもまわりの協力もありながらわりと順序立てて難聴を受け入れ、生まれ変わってもまた自分に生まれ変わりたいと言えるまでになってよかったねと安堵感や爽快感さえ感じさせてくれました。
序盤で、太一(小林虎之介さん)の声がこの先聴こえなくなるのを悲観した航平(中沢元紀さん)が映されましたので、かなしい未来なのかな?と心配しましたが杞憂に終わりホッとしました。
この辺りの中沢さんの演技が妙にリアルなので本当の難聴者が演じられているのかな?と思ったほど。
調べてみたら、ドラマ『366日』の竜也役の子!!
全然違うからわからなかった笑
竜也は凄く明るくてお調子者なキャラだったから、真逆なんですよね。
当事者ではなくてもこんな繊細な演技ができるって凄いや。
心情の移り変わりを表情や視線で見事に表現されるので、とても心に響く演技をみせてもらいました。
中沢さん、朝ドラ『あんぱん』に出演されるみたいですね。
そりゃこの演技力ですもんね。
声もいいんですよねぇ。
小林さんは初見なのですが、中沢さんとは共演歴があるようでして。
太一というキャラが真っ直ぐなので、小林さんの演技含め太一にはこちらも明るい気持ちにさせてもらえたなぁと。
まわりにいたら絶対楽しいですよね。
「聴こえないのはお前のせいじゃないだろ」と真っ直ぐ言える太一は、なんて優しくかっこいいんだろう。
航平、どれだけ救われただろうなぁ。
マヤ(白石優愛さん)はね、最初なんて生意気!笑と思ったけど、この子絶対太一の味方になるよなぁと思ってました笑
口は悪いんだけどね。
猪の例えの返しとか目のつけどころが結構鋭いんですよね。
白石さんは小悪魔的な役もいける気がする。
航平母(西田尚美さん)も素晴らしくてさ、理想の母って感じでしたわ。
そして太一祖父(でんでんさん)がとても好きでした。
「てでぇま」って言い方好きすぎる笑
言うことが凄い真理なんですよね。
はあ〜なるほど…!!と何度思ったことか笑
航平は努力の人だから、太一がいなくても時間はかかっても今を乗り越えたかもしれない。
でもこんなに明るく希望を見いだせられるまでになったのは紛れもなく太一のおかげだと思うと、出会うことは必然だったのかも。
原作