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ドラマ『ペルソナの密告 3つの顔をもつ容疑者』感想 最後の意味深な笑みが気になる

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この記事はドラマ『ペルソナの密告 3つの顔をもつ容疑者』ネタバレ含む感想記事です。

 

www.tv-tokyo.co.jp


出川哲朗さんの『充電旅』をちらっと観たときに、竹内涼真さんがこのドラマの宣伝をされていて気になる内容だったので観てみました。


『充電旅』で思ったけど、竹内涼真さんってびっくりするくらい顔が小さい!


ヘルメットより顔が小さく見えるほどで衝撃的でした。


もともと竹内涼真さんの出演作は結構観ている方だし、演技も好きなのでこのドラマ凄く楽しみでした。


今は解離性同一性障害のことをDIDというのですね。


そのDIDによって3つの人格を持った元村周太を竹内涼真さんが見事に演じ分けされていて、凄まじかったです。


少し前に放送されていたドラマ『初恋の悪魔』でもDIDを持つ人物がいましたけど、あれは人格の交代スパンが非常に長くてそういうパターンもあるんだと思ったほど。


昔、ドキュメンタリー番組で観たDIDを持つ人物の方は結構短いスパンでの人格交代だったから頻繁に人格が変わる今回の周太の方がしっくりきますね。


周太もカブトバクもみんな真逆なキャラクターだったので、かなりの難役だったと思うんですがここは竹内涼真さんさすがの演技力でした。


違和感を一つも覚えさせない納得の演技です。


ちょっとこれ2時間ドラマで終わらせてしまうのはもったいないです。


最後の意味深な笑みが気になるので続編やってほしいですね。


あの笑みはどういうことなんだろうか。


視聴者の判断に委ねる的な。


どのようにも解釈できるけど、どれが正解かわからないし気になって仕方ないです。


個人的に最後に出てきたもう一人の人格に何か痺れてしまいました。


役目を終えたら格好良く消える。


みんな周太を守るために出てくるんだよねと思うと。


本当にこんな状況になってしまった周太が不憫でならないけど。


元々の元凶は外山(萩原聖人さん)ですよね。


何か登場シーンから怪しい雰囲気ぷんぷんだったので、犯人かなぁと思っていたら別の事件だったけどやっぱり犯人でしたね。


こういう悲劇しか生まない親も少なからず一定数いるわけで、これは大きな社会問題だと思うんですよね。


周太母が早くに亡くなってしまったのも悲劇のはじまりだったかも。


松下(飯田基祐さん)もやってることめちゃくちゃで。


そんなんだったらはじめから受け入れない方がよかったのでは。


周太の傷を大きく広げただけに過ぎない。


それにしても序盤で落合(森永悠希さん)がDIDって見抜けないってびっくり。


最初にバクになったときに気づくと思うけど。


そんな感じでふざけてるとか思われて人も離れていって。


だからこそ獅子舞(沢村一樹さん)との出会いは救いでしたよね。


こんなふうに寄り添ってくれる人がいたらね。


カブトの折り紙が泣ける。


周太はこれからどうなってしまうのだろうか。


周太のような人こそ(畑芽育さん)に対する獅子舞のようにそばで見守ってくれる人が必要なんだけど。


どうにかこれからも獅子舞が気にかけてあげられないだろうか。


完治は難しいといっていたけど、それもひっくるめて受け止めて見守ってくれる人に出会えたらと願わずにいられません。