感想を書く上でネタバレが入る事があります。
キャストの感想
『猟奇的な彼女』のチャ・テヒョンさんが出てるので期待大でした。
チャ・テヒョンさんが演じたサンマンは『猟奇的な彼女』のキョヌ同様、不器用なところがあって似てる感じだったのでこの役柄も癒されました。
チャ・テヒョンさんって笑うと凄く可愛いことに気づいて、途中からはもう悲しい選択はしてほしくない、、笑ってほしい!と思いながら観てたので終盤念願叶ってとても嬉しかったです。
泣きの演技も素晴らしかったですね。
食べ物口に入ってるまま、あれだけ泣けるって相当です。
チャ・テヒョンさんはいつまでも観ていたくなる俳優さん。
役柄のためか男なのに守ってあげたくなるような不思議な魅力がありますね。
ヨンスを演じたカン・イェウォンさんも綺麗な方でパッと見、きつめの印象を持ちましたが目が大きいからかな?
終盤柔らかい演技でとても良かったです。
ストーリーの感想
冒頭からサンマンに引き込まれていきます。
さすがチャ・テヒョンさん。
ゴーストじゃなくても心配で心配でついていてあげたくなっちゃう。
ゴーストに取り憑かれるってこういうこと?
4人もいるから鬱陶しそうでひたすら振り回されてる感じ。
でも次第に何だかサンマンが生きていけるように手助けをしている感じがしました。
特にタクシードライバーのおじさん(コ・チャンソクさん)なんかそうでしたよね。
サンマン1人だったらあんなにヨンスに近づけたかな?って。
きっとヨンスとうまくいけばサンマンは生きていけると思ってそうしてたのだろうな。
全く他人のようなゴーストでいて何か縁があるのかな~なんて思ってました。
サンマンも孤児だとばかり信じていたから。
実は愛されて育っていたなんてね。
サンマンが生きていくのをやめないように見守ってくれていたなんて、ジーンときちゃいました。
ゴーストって怖いものっていうイメージでしたが、この映画のゴーストはとても暖かいゴーストで良かった。
悲しい事故で離ればなれになってしまったけれど、実は傍にずっといてくれたっていうのがいいですね。
ドライブ、海など事故のせいで出来なかったことを一つ一つ一緒に体験していた。
わがままにも思えた願いにもちゃんと意味があったなんて思いもしなかったです。
ショックで家族の記憶を失ってしまっていたけれど、愛されていた過去があることを知れたことは今後を生きていける活力に間違いなくなりましたよね。
サンマンはずっとひとりぼっちだと思っていたわけですから。
ヨンスと子どもとずっと幸せでいてほしいです。
記憶を思い出すきっかけとなったキンパがとても美味しそうで食べたくなりました。