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韓国映画『ラブストーリー』(2003)感想 曲が更なる涙を誘う

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感想を書く上でネタバレが入る事があります。

 

キャストの感想

 

ジュヒと娘ジへを一人二役で演じたソン・イェジンさん。

私の頭の中の消しゴム』でもソン・イェジンさんの演技には号泣させられましたし、演技力には絶大の信頼を持てる女優さんです。

過去と現在とコロコロ場面が変わる構成でしたが、さすがのソン・イェジンさんなのでどっちがどっち?と迷う事なくすんなりストーリーに入り込めました。

演じ分けているというよりはもうその役柄になってその場にいるという感じが凄いです。

ヒロインとしてまさにぴったりで、三つ編み姿が特に可愛いかったです。


ジュナを演じたチョ・スンウさん。

その時代特有のものか分かりませんが、真っ直ぐな人柄が凄く良くてチョ・スンウさんの演技もとても引き込まれました。


サンミンを演じたチョ・インソンさんも雰囲気のある俳優さんで男らしい感じが良かったです。

 

ストーリーの感想

 

これはラストで全て持ってかれましたね。

え、こんなことってあるの、、と衝撃が大きかったです。

正直、ラストまでは泣けなかったのでこのまま終わるのかと思いきやラストからエンディング~観終わったあとまでしばらく涙が止まりませんでした。

結末を知ったら冒頭のシーンを思い出しただけでも泣けてきますね。


そしてまた主題歌、挿入歌がいいのです。

ハン・ソンミンさんの『愛すればするほど』も自転車に乗った風景さんの『君にとって僕は、僕にとって君は』もどちらもストーリーにあっていて更なる涙を誘うんですよ。

これほど主人公の心境にリンクした曲って今までありましたかねっていうほど。

きっとジュナ目線の曲ですよね。

結末とともに全てが繋がって曲でリンクして、涙ボロボロです。


こういう運命みたいなもの。

切っても切れないようなもの。

凄く惹かれます。

世代を越えて結ばれるって凄いなぁ。

そんなの誰も立ち入れないでしょって。

まるで分身みたいだと思いました。

友達のスギョン(イ・サンインさん)の意地悪なこと。

意地悪スギョンなんか入り込めないのも当然なんですよ。

出会うべくして出会った。


ジュナは結婚したと言った。

ジュヒはジュナの言う通りテス(イ・ギウさん)と結婚したけれど、ジュナが結婚したのはそれを知ったあとのことだったなんてね。

まるで親友との結婚を見届けるのを待っていたかのように。

本当に好きな人のため、親友のために身を引いたのかな。

ジュナが一番ジュヒと結ばれたかったでしょうに。

若き日の綺麗な思い出のままでいてほしかったのかな。

ジュナを思うと切ないけれど、紛れもなくジュヒの心にジュナは生きていて2人はいつも一緒なんだと思う。

結ばれなかった2人が子どもを通して受け継がれていくのは壮大すぎて、この衝撃をしばらく忘れられそうにないですね。