劇場版『きのう何食べた?』(2021)の感想記事です。
感想を書く上でネタバレが入る事があります。
キャストの感想
まずケンジ役の内野聖陽さん。
内野さんの演技は大好きで特に『仁-JIN-』の坂本龍馬が好きですが2番目に好きなのがこのケンジなんですよね。
坂本龍馬とはまさに対照的な役で、本当にそれらしく見えるのが凄いです。
まさに乙女そのものなんですよね。
大掃除のシーンでのピンクのエプロンだって凄い乙女な感じなのに似合っていて全く違和感ないです。
むしろ可愛らしいくらいでした。
この大掃除のシーンはとても楽しそうで微笑ましかったです。
喋り方、仕草、視線、醸し出す雰囲気までものにしてるので感心させられっぱなしです。
対してシロさん役の西島秀俊さんは爽やかさが安定していていいですよね。
ストーリーの感想
『きのう何食べた?』はドラマ版から毎回楽しみに観ていたので、続編は嬉しかったですね。
まさに劇場版らしく序盤は京都が舞台だったりラストの桜もとても綺麗でした。
それにしてもシロさんの男子力の高さには驚かされました。
TVを観てケンジが「食べたい」って言ってたのを覚えていて実際に連れていってくれるなんて素敵ですよね。
それとケンジが好きなドラマのロケ地にも連れていってくれたり。
ケンジじゃなくても惚れちゃうんじゃないですかね。
いちいちネガティブなケンジも可愛いですが、それだけ相手のことを考えてるってことですよね。
ケンジだけじゃなくシロさんもケンジのことを真剣に考えてるのが伝わってくるので、この2人ずーっと続いて欲しいなと思います。
フィクションじゃなくて本当に2人が世界に実在してるような感覚になりますね。
ドラマ版でも何かとお騒がせな小日向(山本耕史さん)、ジルベール(磯村勇斗さん)も出てきましたね。
ジルベールは相変わらずわがまま三昧な感じでした。
かまってちゃんな感じが個人的に受け付けないのですが、フィクションですからね。
実際にこんなだったら、愛想つかされちゃうんじゃないですか。
劇場版から登場した田渕くん(松村北斗さん)もズバズバ発言しちゃうようなキャラでしたが、私は彼は嫌いじゃないですね。
同僚のみんなも感心してたように、フラれてもあっさり終わりにしたところが格好いいです。
みっこ(我妻三輪子さん)は絶対あれ、引き留められるの待ってましたよね。
そこでガツンと拒否して優位に立つ魂胆が見え見えでしたが。
田渕くんのお陰で最高にスカッとしちゃいました。
それにしても相変わらず出てくる料理が美味しそうだったな~。
ブリ大根食べたくなりました。
富永さん(田中美佐子さん)の作る料理もとても良かったです。
花見も楽しそうだったし、人生楽しんでる感じが凄く伝わってきてほっこりさせられる素敵なストーリーでした。
また続編やって欲しいです。